家を買うときのメッセージ
家を買うとき
自分の生き方を
狭めてはいけない
私は不動産屋で家を売る営業もしていました
マイホームを買う人の中に
カンタンに自分の人生を狭めてしまう人が
本当によくいました
チラシによく書いてある
「ハイセンスで格調高く、ワンランク上のゆとりある暮らしができる」
「その家で暮らすと、家族との幸せな生活が手にはいる」
と思い込み！？
さらに、たいして長所や特徴がない物件ほどいわれる
「格調高き」とか
「歴史と調和した街並み」とか
「荘厳な雰囲気に包まれた」とか
「クオリティのある暮らし」
といった抽象的で美しい文言に
心つかまれて！？
しまっていました
当然これらはすべて
実体のない幻、蜃気楼です
販売促進のためにつくられた
売りて本位の勝手なイメージです
買って住んだ瞬間に気づきます
格調高い我が家の近隣には
普通の住人が住んでいて、新しいしがらみが始まります
騒音問題やゴミ問題
管理会社問題や修繕積立金不足など
町内やマンション管理に絡む諸問題があらわになり
格調高いどころか
「ゆとりとは程遠い日常」が繰り広げられるのです
家族の幸せな未来は
マイホームが自動的に作り上げてくれるわけではありません
家族1人1人が協力しながら
自分たちで作るしかないのです
マイホーム購入価格には
これらの格調高い雰囲気が含まれています
ただの幻、蜃気楼にしかすぎないものに対して
ライフプランとお金の計算を
おろそかにして
何千万円もの大金を借金して
家族の大切なお金や未来の時間を
無駄にいけにえにしてしまってはいけません
君が家を買うことを考えるときが来たら
しっかりお金の計算をして
ライフプランと検討してほしい
購入費総額、固定費（固定資産税、補修費）
返済月額、利息総額ふ、総返済額
購入1年後、5年後、10年後．．．．完済する35年後に
それぞれの時の
家族のライフプランは？
その家がいくらで売れると見込めるのか？
基本的に君が買った瞬間に次売れる価格は
ガクッと一気に下がります
思うように売れなくなることも
運よく売れても残りの借金にいくら足りなくなって
現金追加しなければならなくなりそう？
ライフプランに合わせて賃貸した場合と
総額いくらの差になるのか？
最低でもこのくらい
お金の計算とライフプランを検討して
そのうえで
その家は本当に必要なものなのか
判断しなければいけません
最悪なのは
金利が低いからとか
消費税増税前とか
ましてや
賃貸は家賃を払っても自分のものにならない
ローンを払い終われば自分の資産になるからとか
お金の事は計算した数字の事です
こんな計算数字のない
営業のざっくりしたペテンで
ほしい気持ちが
必要かどうかの判断をくるわされて
背伸びしまくった住宅ローン設定をしては
絶対にいけません
このカンタンな判断のくるいは
お金だけでなく
最も手痛いのは
自由を失うリスク
生き方を狭めてしまうこと
未来の自分、未来の家族の
生き方の選択肢を失わせては
絶対にいけません
しかしながら
私は決して家を買ってはいけない
と言っているのではありません
人は感情の生き物です
私のお客さんの住宅購入で
「お金の計算やライフプランに合わせた検討」
を超えたケースもありました
プロの親がこども夫婦の家を設計、建築したり
購入した中古住宅をリフォームしたりするケースがありました
親にも子供夫婦にもその夢の実現は
本当に満足度の高いもので
お金の損得以上の価値がそこにはありました
まさにそれは「粋」です
そこに関わらせてもらって仕事ができたことが
私は本当にうれしかったです
君には目先の幻に
判断を過って
生き方を狭める
「野暮」な生き方ではなく
価値のある「粋」な生き方をしてほしいです
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