「倹約」と「ケチ」の違い

「倹約」は必要なものにはお金を使う「ケチ」はとにかくお金を使わない


「倹約」は自分だけでなく
周りの人までも豊かにする
「ケチ」は周りの人まで
不愉快にする


「倹約」は考えて行う
「ケチ」は思考が停止している


「倹約」は「粋」
「ケチ」は「野暮」


君には「粋」な
生き方をしてもらいたい


わたしは田舎者ですから食べ物を粗末にすることが許せません。


「お米には八十八回の手間がかかっている、いやそれ以上だよ」と


農業をしていた祖父母に教わりましたので


自然を相手に農作物を作る苦労はよくわかっているつもりです


ごはん茶碗に米粒が一粒でも残っていると厳しく怒られましたし


感謝の気持ちがなく姿勢悪く不精な態度で食事をしてはいけないことを


戦争時代の話とともに私によく語ってくれました


食事の時、私が君にキライな食べ物を無理に食べさせたりはしないけど


「感謝」と「姿勢」にうるさいのはそのせいです


食べ物を大切にすることはケチではないと思っています


 


ジジやいとこ達と集うとき、バイキング方式のレストランによく行きますね


私は“〇〇放題”という食事が好きではありません


注文を受ける前に大量に作り置きされた料理や材料がおいしいわけがありません


そして、食事をおいしく食べるために適量を食べる


ということは本当に重要です


ましてや、料金の元を取るために自分の食欲を超えて食べようとする姿は


本当にケチ臭く思います


まだ小さい子どもたちのエンタメとして、集いを楽しむことを優先していますが


もう少し大きくなったら「○○放題」のお店は卒業しましょう


ケチとは必要なものであっても出費を抑えようとするわけですから


自分を失いお金にコントロールされていることになります


おいしいものを食べることは人生の喜びの一つです


自分の食欲に合わせて食べたい料理を注文すべきで


料理の元を取るために無理をしてお皿に料理を取るのは


お金に支配されていることなのです


 


名家で娘さんが母親の着物を受け継いで着る話を聞きます


これはケチでしょうか?これは決してケチではありません


良いものを大切に長く使いつづける


この倹約の精神はステキです


本当におしゃれだと思います


 


“倹約”か“ケチ”かの議論は


“粋”か“野暮”の議論に似ていると思います


母親のお下がりの着物を着る例は“粋”です


また、何でもかんでも新築の家を建てるのではなく


古くても良い家を改築することや


自分の食べる野菜を自分で作ることは


野暮ではなく粋です


 


私は君に美しい自然や芸術で


たくさん感動してもらいたいと思ってます


君にとって何が美しいものなのか


君にとって何が大切なものなのか


自分なりのこだわりを持ってもらいたいし


自分の美意識に合うものを手に入れるために


たとえそれが高価であっても一生懸命働いて


稼いで


それを手に入れてほしいです


もし、それが高価であるから良いものと思ってしまうと


君は野暮です


セール品が定価より大きく値引きされているからといって


良いものが安くてお得なわけではありません


君には粋な生き方をしてもらいたい


倹約な心を持つことは粋な生き方です


お金に支配される野暮な生き方は


決してしないでほしいと思います

 


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